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『登山を学ぶ(1)』

しばらくコラム的なものを書いていなかったので、登山塾の宣伝も含めて、ひさしぶりに。

吾妻連峰縦走

『登山を学ぶ(1)』

山で食べるカップラーメンは、なぜあんなにおいしいのでしょう。
山で飲むコーヒーは、なぜあんなにおいしいのでしょう。
山はなぜ、我々をあんなに清々しい気持ちにさせてくれるのでしょう。

日本人が登山をいつごろから始めたのか。少なくとも縄文時代まで遡るようです。
そして、弥生時代~古墳時代の農耕の開始以降に始まったとされる日本古来の山岳信仰。そこに外来の宗教の影響を受けて生まれた山岳修行。
江戸時代後期あたりからはようやく物見遊山的な色合いが強まり、日本人がスポーツ的な要素を含むいわゆる「近代的な登山」を始めたのは、20世紀に入って間もないころと言われています。

それから100年以上の時が経ち、ここに警察庁発表のデータがあります。
平成27年の山岳遭難発生件数は2,508件。山岳遭難者数は3,043人。
1日あたり約6.9件の山岳遭難が発生し、1日あたり約8.3人が遭難している計算になります。

そのうち死者・行方不明者数は335人。
年間300人以上もの人が亡くなったり行方不明になるほどリスクがあるスポーツが、他にあるでしょうか。
(もちろん、フィールドによってリスクの高さはかなり異なりますが…。)

さて、山岳遭難というと「中高年登山者(40歳以上)に多い」というイメージがあるかもしれません。
確かに、年齢層別の遭難者数の割合を考えると、40~50代が25.2%、60~70代が46%を占めます。
若い人に比べると身体能力や学習能力に劣る中高年は、遭難の可能性が高くなることは否めません。

しかし、実際に登山を楽しんでいる年齢層で最も多くを占めるのも60代であり、単純に山岳遭難は「中高年登山者に多い」とは言い切れません。
それよりも、40歳未満の遭難者数が全体の23.2%を占めるという事実が報道されることは少ないでしょう。遭難者の5人に1人以上が若者なのです。
つまり、年齢に関係なく、登山を楽しむ誰もが山岳遭難者になり得るということです。

我々は、そんなリスクの高いスポーツを楽しんでいるのです。

もくもく登山塾
http://moku2-outdoor.com/mountaineering.html#school

(りょう)
『登山を学ぶ(2)』 | Home | 新潟の皆さんに朗報です。
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